研究報告
24時間365日の安心を提供する―夜間・早朝訪問看護の充実に向けて
高井 和子
1
,
千代 妙子
1
,
山本 真理子
2
,
南 千佳子
1
,
石原 仁
1
,
九里 美和子
3,4
,
田口 敦子
5
,
成瀬 昂
5
,
桑原 雄樹
5
,
村嶋 幸代
5
1滋賀県済生会訪問看護ステーション
2栗東市訪問看護ステーション
3特別養護老人ホーム淡海荘
4前滋賀県済生会訪問看護ステーション
5東京大学大学院医学系研究科
pp.225-229
発行日 2011年3月15日
Published Date 2011/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101820
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夜間・早朝の計画的訪問看護をより効果的・効率的に提供することを目的として、計画的訪問の利用者にその効果を尋ね、さらに運営上の課題を整理した。計画的訪問の利用者・介護者への効果として、「睡眠時間の確保」、「身体的苦痛の軽減」、「介護負担の軽減」、「安心感」が挙げられた。体制上の課題として、訪問が深夜に集中すること、訪問時の移動時間の長さが挙げられた。
計画的訪問が必要な利用者へ効率的・効果的に訪問するためには、2チームで訪問するなどの訪問体制の整備や、申し送り方法の見直しなどによりケアの質を確保することが必要と考えられた。
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