特集 たんの吸引,医行為をめぐる連携
訪問ヘルパーとして医療的ケアを実践して―ヘルパーによる医行為において一番大切なこと
伊藤 佳世子
1
1介護ホームヘルパー事業所「りべるたす」株式会社
pp.509-514
発行日 2010年7月15日
Published Date 2010/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101635
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私は,千葉市で「りべるたす」という在宅介護サービス事業所(常勤換算18.9人)の管理者とサービス提供責任者をしています。サービスは難病の方を中心に行なっており,現在,筋萎縮性側索硬化症(以下,ALS)の方11名,筋ジストロフィーの方2名,脊髄性筋萎縮症(以下,SMA)の方1名が利用されています。
これらの利用者は,千葉県の7つの市町村にわたって生活されていますが,保健区域ごとに保健師さんや行政の考え方が異なり,「地域格差」が大きいように感じています。たとえば「ヘルパーによる胃ろうへの流動食の注入」についての対応も,保健区域によってまったく異なっています。
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