研究報告
訪問看護ステーションにおける在宅精神障害者の援助実態とその困難性
林 裕栄
1
,
内田 恵美子
2
,
田中 敦子
1
1埼玉県立大学
2日本在宅ケア教育研究所
pp.42-46
発行日 2010年1月15日
Published Date 2010/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101512
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訪問看護師の在宅精神障害者への援助の困難を把握し,精神科訪問看護の課題を明らかにするため質問紙調査を実施した。困難は2つのカテゴリに分かれ,直接的な援助関係の困難として「副作用・合併症」などの4つに,制度上の困難として「訪問拒否・突然のキャンセル」などの5つに分類された。これらから訪問看護師の精神科訪問看護についての教育研修の必要性と,訪問看護の安定供給のため,診療報酬上の評価の必要性が示唆された。
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