特集 地域にもっと訪問リハを!
PTからみた在宅リハビリテーション―課題とその取り組みの紹介
目黒 大幸
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1(株)トーワシステム@訪問看護ステーションリハビリテーション部
pp.456-461
発行日 2009年6月15日
Published Date 2009/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101342
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現在のリハビリテーションを巡る課題
●医療保険下でのリハビリテーション
2006(平成18)年度の診療報酬改定により医療保険下のリハビリテーションが疾患別に分類され,制限期間内に結果を出さなければ効率的なリハビリテーションを提供したと認められなくなった。私も病院勤務をしていた時には「無駄を省く」「最短」で回復させるリハビリテーションが医療従事者として,技術者として求められていることと信念をもって対応してきた。では,そもそも「無駄」とは「最短」とは何であろうか?
「最短」とは? 単純である。疾患別リハビリテーションの日数制限内に結果を出すこと。脳血管疾患180日,運動器疾患150日,心大血管疾患150日,呼吸器疾患90日と設定されており,その期限内に患者さん・ご家族・主治医が納得する結果を出すことが最短といえる。
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