特別記事
変わっていく介護保険制度と市民の意識
酒井 由紀子
1
1江東区保健福祉部高齢福祉課
pp.118-121
発行日 2008年2月15日
Published Date 2008/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101005
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未来志向型改正の意義
2000(平成12)年4月に開始された介護保険制度は,介護の社会化をスローガンに順調に趣旨の普及がすすめられ,施行以降,制度を評価する割合は年々増加しており,社会保障としての介護保険制度は定着したといえる。
当初から,「介護保険は走りながら考える」といわれていた。2003(平成15)年4月の介護保険料の見直しと介護報酬の改定,そして,いわゆるフルモデルチェンジである2006(平成18)年の第3期の改正法の施行,そして,医療保険制度改革をはじめとするいわゆる社会保障全体の見直しのなかでの次期,第4期の介護保険事業計画等はまさに目の前に迫ってきている。
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