連載 わたしのことをわたしから・10
病で知った喜びと憂い
勇崎 美枝子
pp.864-865
発行日 2007年10月15日
Published Date 2007/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100931
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パーキンソン病と付き合い始めて36年になります。一言で36年といっても,人生の半分以上で,その間にはいろいろなことがありました。そして「すみません。身体が不自由なもので」といえるようになったのはつい最近のことです。
私の現在の主な症状は,on-off現象,すくみ足,方向転換は無理,身体が中心に縮むような感じ,座れば左に倒れる,発汗過多,手足のしびれ,常に砂利を踏んでいるような足裏の痛み,足の親指の痛み,睡眠が短く平均3時間くらい,身体のバランスが取りにくい,ジスギネジア(身体の揺れ)が半日以上続くこともあるなど,たくさんでキリがありません。
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