連載 家族にできるケアの手引き―在宅で療養するがん患者の家族のための事前説明ブックレット・10
―医療処置法③―点滴(中心静脈栄養法)
福井 小紀子
1
,
田中 千賀子
2
1千葉大学看護学部訪問看護教育研究分野
2田園調布医師会立訪問看護ステーション
pp.602-607
発行日 2007年7月15日
Published Date 2007/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100859
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点滴(中心静脈栄養法)
ご家族へのアドバイス
口から食べたり飲んだりすることができない,あるいは摂取が不十分な方の栄養状態を維持するために,上大静脈という心臓に近い太い血管に針を挿入して栄養価の高い点滴(中心静脈栄養法,IVH;Intravenous Hyperalimentation)を行なう場合があります。使用するカテーテルにより「体外式」と「皮下埋め込み式(ポート)」の2種類があります。また,「24時間連続して点滴を行なう方法」と,ご自宅での生活ペースに合わせて起床している朝8時から夜10時までなど「間欠的に点滴を行なう方法」があります。医師や看護師と相談しながら行なっていきましょう。
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