Japanese
English
外科医の工夫
Shouldering Rodの試作—中心静脈栄養および持続点滴時の点滴持ち運びの工夫
A new device of carrier for parenteral nutrition using a shouldering rod
木村 正美
1
,
下川 恭弘
1
,
廣瀬 幸治
1
,
村中 孝浩
1
,
岩井 顯
1
,
上村 邦紀
1
Masami KIMURA
1
1人吉総合病院外科
キーワード:
shouldering rod
,
持続点滴
,
中心静脈栄養
Keyword:
shouldering rod
,
持続点滴
,
中心静脈栄養
pp.523-525
発行日 1996年4月20日
Published Date 1996/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902277
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はじめに
近年の消化器外科における栄養管理の成功の一因として,中心静脈栄養(TPN)の出現を挙げることができる.最近では,制癌剤の持続点滴静注の機会も増加し,さらにTPNを行う症例が増えてきている.このような症例のなかで,比較的状態のよい患者は病院内を点滴スタンドを押しながら歩行するが,施設によっては建物の構造上,点滴スタンドで移動するのに不都合な点も多い.
このような問題点を解決するために,点滴を持ち運ぶ棒(shouldering rod)を考案したので紹介する.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.