連載 訪問看護 時事刻々
今月の話題 ひきこもり
石田 昌宏
1
1日本看護連盟
pp.888
発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100806
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「ひきこもり」が社会的な話題になってから10年以上経つだろうか。最近では様相も多様化し,高年齢化も見られる。保健所や精神保健福祉センターに相談があったひきこもり本人のうち,32.3%が30歳以上であり,ひきこもり=青少年の問題とは言いきれず,今後は壮年期のひきこもりや,壮年期・初老期の「うつ」とからめて,老壮期のひきこもり対策に取り組む必要が出てくるかもしれない。
このほど,厚生労働省の研究班が,ひきこもりに関する地域精神保健活動のガイドラインをまとめた。まずは,ここからいくつかのデータを見てみよう。
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