連載 管理者日誌⑧
ケアマネジメントは人生を左右する
北野 光枝
1
1わくわく訪問看護ステーションおやま
pp.889-891
発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100807
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訪問看護がケアプランに入らないのは……
当ステーションは,介護保険制度の開始と同時期に開業し,今年の4月で丸3年が経過した。しかしその前身は,積極的な往診を中心としたスタイルで医療を行なうおやま城北クリニックの訪問看護部として,すでに9年の実績があった。
介護保険制度により,ケアマネジャー(介護支援専門員)という職種が確立されたが,それまでも,訪問看護師として看護はもちろんアセスメント,サービスの連絡,調整,介護者の支援などを含めた業務を当たり前のように行なってきた。そのため,あえてケアマネジャーにならなくても,訪問看護は十分できると思っていた。また,自分は訪問看護の仕事に専念していたいという気持ちが強かったのだが,フタをあけてみると現場では医学的管理の必要性があるにもかかわらず,訪問看護がケアプランに入っていないことが多かった。
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