特集 職業としてのケアマネジャー
「姿見」のような伴走者に期待
おち とよこ
pp.1090-1091
発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100756
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高齢者問題,介護現場を取材して,はや20年。介護保険のビフォア,アフターに遭遇しながら,その間16年間は,私自身もまた両親の介護が並行していました。そんな関係で,公私を通じて出会ったケアマネジャーの数は数えきれませんが,まさに「地獄で仏」,利用者サイドに立ち,適切なケアマネジメントができるプロがいる反面,地獄で閻魔ならぬ,「こういう人には当たりたくないな」と思うケアマネジャーも,残念ながら多々いたというのが正直なところです。
それは雇用形態や制度の限界性と無縁ではないことは承知していますが,ここではあえてその点は考慮せずに,利用者が期待するケアマネ像,専門職としてのあるべき姿を模索したいと思います。ケアマネジャーの質と地位向上が,利用者の権利擁護と介護保険制度改善の要と信じればこそ,エールを込めて。
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