連載 訪問看護 時事刻々
今月の話題 特定保健用食品
石田 昌宏
pp.684
発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100546
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未来の食事はカプセル1つになる,そういうSFのような話が現実味を帯びてきた。コンビニエンスストアやドラッグストアに行くと何十種類ものサプリメントが簡単に手に入る。通信販売のカタログをみれば黒酢に青汁,飲料水のラベルをみれば「血糖値の気になる方に」「コレステロールの高めの方に」。健康維持といえば,適度な運動,バランスのとれた食事,十分な睡眠……だったはずだが,いつのまにかサプリメントに健康食品……となってしまったのか。
さて,最近「特定保健用食品」という言葉をよく耳にする。厚生労働省により,その食品の効果をラベルに表示をすることが認められている食品のことである。「ヘルシア緑茶」「コレスケア」「蕃爽麗茶」「ファイブミニ」「キシリトール・ガム」「エコナクッキングオイル」「明治ブルガリアヨーグルト」など,現在424品目が認可を受けている。
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