特集 マンネリ化しないための継続教育
段階別スタッフ教育のねらいと研修プログラムの実際―気づきを促し,自己成長を図る場としての現任教育
小西 優子
1
1セコム医療システム株式会社看護部
pp.60-68
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100463
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研修の概要と基本スタンス
■セコム医療システム(株)看護部の概要
現在,北海道から神戸まで全国32か所の訪問看護ステーションで,看護師経験3~7年の看護師180名余が訪問看護師として勤務しています。本社及び各ステーションの組織は図に示すとおりです。看護部の理念に基づき,訪問看護師として,また訪問看護ステーションの一員,あるいは管理者としてそれぞれの目標を設定しています。それらの目標を入社から1か月,3か月,6か月,1年,2年,管理者のどの時期に達成するかを教育目標として示し,3か月に1回,個別評価を行なっています。この目標に基づき研修計画を立案します。“研修は自ら気づくための環境作りであり,場の設定である”―これが弊社の研修の基本スタンスです。目先の多忙感に振り回されないで,自分の力や役割に自ら気づき,考え,成長しようとする集団を目指したいと考えています。
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