特集 マンネリ化しないための継続教育
管理者育成を重視した系統的な継続教育の基礎づくり―事業団の現任研修・フォローアップ研修の実際を通して
井上 弘子
1
,
大井 英子
1
,
油谷 清美
1
,
工藤 成子
1
,
田中 ひとみ
1
1北海道総合在宅ケア事業団
pp.52-59
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100462
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北海道総合在宅ケア事業団について
社団法人北海道総合在宅ケア事業団は,北海道における少子高齢化対策の一環として1993(平成5)年6月に設立された。設立目的は,「全道に訪問看護ステーションを設置し,在宅の寝たきり老人,難病患者,障害者等に対して訪問看護サービスを提供し,在宅ケアの基盤整備を図る」ことであった。事業団の組織図および機構は図1に示す通りで,会員は北海道,希望する市町村,北海道医師会,看護協会,歯科医師会,薬剤師会,理学療法士会,作業療法士会等の職能団体から構成された第三セクターである。
北海道の地域特性から,在宅ケア基盤づくりの成否は,医療・保健・福祉関係者や行政がいかに協力体制を築けるかが鍵となる。この事業団方式を採用したことによって,道内各地域にバランスよくステーションを設置でき,人材確保・養成面では看護協会等の協力が得られたり,かかりつけ医と連携がしやすくなったりといった,さまざまなメリットがある。
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