特集 アロマセラピーを取り入れた看護実践
アロマセラピー総論―訪問看護での実践にあたって
百々 雅子
1
1山梨県立大学看護学部
pp.174-178
発行日 2007年3月15日
Published Date 2007/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100400
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はじめに
アロマセラピー(aromatherapy)とは,アロマ(aroma)を用いた療法(therapy)をいう。この名称は英語である。もう1つの日本での呼称であるアロマテラピー(aromathérapie),こちらはフランス語である。2つの呼び方がある理由は,端的にいえば英語圏のイギリスとフランス語圏のフランスの両国で20世紀に発展してきた経緯をもつためである。
日本ではアロマセラピーが紹介され始めた1980年代,しばらくは「芳香療法」という命名もなされていた。が,現在では上記の英語あるいはフランス語の呼び方が一般的になっている。本稿ではただ便宜的にアロマセラピーという呼び方をとっていく。
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