看護と介護のこのひと月

介護保険利用者，初めて400万人突破　2005/08/14

　厚生労働省の介護給付費実態調査により，昨年度の介護保険のサービス利用者数が初めて400万人を突破したことがわかった。01年度と比べると約1.4倍。調査は各都道府県の国民健康保険団体連合会が審査した介護給付費明細書などを集計。高齢者1人当たりの介護サービス利用額は，今年3月分でみると平均16万400円。また，年度を通じた要介護度の変化では，もっとも程度の軽い「要支援」の高齢者の4人に1人が悪化したこともわかった。昨年度，一度でもサービスを利用した人は413万6300人で，前年度より42万9900人（11.6％）増加。01年度の調査時から毎年40万人前後の増加が続いている。（8月14日付朝日新聞）