連載 人工呼吸器とともに生きる・16
高本一良さんの場合
小林 明子
1
1福井県立大学看護福祉学部社会福祉学科
pp.420-426
発行日 2006年4月1日
Published Date 2006/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100453
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高本さんの事例を分析する視点
今回紹介する高本一良さんの事例を分析する視点は2点あります。1点目は,現在,福井県では初の夜間訪問介護の導入例であることです。これに先だち一良さんは,吸引のできるヘルパーの導入を,以前紹介した濱中政行さん(連載第3~5回参照)に続いて開始しています。
2点目は,一良さんの病気が進行する中で,当時,仕事を続けていこうと苦渋の選択をした妻和代さんの思いについてです。仕事と夫の介護の両立という厳しい現実,そしてそれを乗り越えてきた現在の心境を語ってもらいました。
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