連載 介護者を地域でサポートするしくみを探して・3
さまざまな活動の原動力となった「想い」について―コミュニティにおける孤立という問題
牧野 史子
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1NPO法人介護者サポートネットワークセンター・アラジン
pp.72-73
発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100054
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転勤族の妻・母として
なぜ私が介護者サポート活動に携わるようになったのか,そのきっかけと現在の思いを少し整理してみたいと思います。
そもそも現在の活動は,阪神大震災の仮設住宅支援活動がベースだということは先に述べました。西宮市に引越したのは,1994年の秋。震災の起こる半年前のことでした。大学卒業後,都内で教職についていた私は,結婚したパートナーの転勤により退職し,その後14年あまり,子育ての時代を四国・名古屋・福岡といわゆる転勤族として過ごしてきました。その間,転勤先では地域の子ども会や,社会教育活動に取り組み,常に地域とのかかわりを持ってきました。
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