連載 リフレッシュのすすめ・【新連載】
連載開始にあたって―職員100人に聞きました
太田 秀樹
1
1医療法人アスムス
pp.55
発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100048
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昨年本誌に,管理者日誌というコーナーをいただき,小生が主宰する医療法人アスムスの訪問看護ステーションの看護師たちが,訪問看護師の日常を連載した。たわいもない話から,ちょっと辛口の世の中批判,さらには理事長(これは小生であるが)の秘密の暴露まで歯に衣着せぬ内容に,大いに反響があったようだ。そこで当法人の訪問看護師たちの力強い生の声を再び連載に,との原稿依頼を受けたのは,昨年7月の終わりごろだった。「24時間・365日のサービスを継続させることは,並大抵の覚悟ではできない。いったいどのような方法でリフレッシュしているのか,その秘訣を教えてほしい」これが,編集者の意図するところらしい。
小生に言わせれば医療や福祉サービスは,365日切れ目なく提供されないと役に立たない。それは病気や障害が時間を選ばないからで,医療や介護にかかわる以上,そこを抑えておくことは最低限の義務だと思っている。ただ,それを1人でこなすことは大変だ。そこでシステムを作ることや,グループで取り組む工夫で,14年近くその哲学を貫いてきた。
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