レーマ
看護職と自己実現への道
渡辺 孝子
1
1埼玉県立がんセンター看護部
pp.2-3
発行日 1995年1月15日
Published Date 1995/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902151
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看護部長職に就いてようやく5年を経過した私である.日本の病院の看護のトップマネジャーがよく購読している本誌に執筆することをお引き受けするには,私としてはいささか勇気が必要であった.いつも広い視野で時代を先取りしながら,現在の医療と看護の問題に深く迫っていることで,日本の看護管理者のシンクタンクとして,また,行動力の根源や変革の足がかりとしての役割を果たしてきたのが本誌だからである.
この欄をこれまで飾っていた先輩諸姉の迫力ある内容に,共感したり,勇気を与えられたりしたことは数多い.あのような感動を読者に与えることができるのかという不安は大きかったが,私は今,病院の看護管理者という職務に真剣に取り組んでいるという手前みそな自負心から,それを何かに表現してみたいとの衝動にかられ,この大役をお引き受けすることにした.
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