焦点 これからの電子カルテとクリティカルパスのカタチとコンセプト
これからの電子診療録と電子化CPの運用―記録の標準化に向けて,何を記録し,情報をどう取り扱うか
依田 安代
1
1NTT東日本関東病院看護部
pp.620-626
発行日 2002年8月10日
Published Date 2002/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902142
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はじめに
NTT東日本関東病院では,2000年12月に総合医療情報システム(Clinical Information System;CIS)を導入した。さらに2001年4月より電子診療録の上部構造としてクリティカルパス(Critical Path;CP)を電子化し,CISの重要な要素として加え,各部署において作成を進めている。当院におけるCPの電子化はCP連絡会議で承認された後,責任者を明確にし医師・看護師・医療情報担当者によって,電子化入力をしている。電子診療録の上部構造としてのCPを入力するにあたり,運用面・機能面において先行するCPを検証しながら改訂も同時進行しているところである。
本稿では,CP改訂・作成における基本的な考え方を明確にした上で,当院での電子診療録とCPの運用方法を述べ,さらに標準看護計画との整合性と記録について述べる。
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