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患者記録としてのクリニカルパスの電子化―法的観点から
Automated Clinical Pathways in the Patient Record; Legal Implications
近藤 暁子
1
,
菅田 勝也
1
Lisa A. Brugh
1東京大学大学院医学系研究科修士課程 看護管理学分野
pp.372-373
発行日 2003年5月10日
Published Date 2003/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100832
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- Abstract 文献概要
患者ケアの正確な記録は必要であるが,看護業務の増加により,十分な患者記録を書くことが難しくなってきた。しかし,クリニカルパス(以下,パス)を電子化すれば,ケア計画と記録の両方を含めることができ,この問題の解決が期待される。
パスは,ケアの質と効率を向上させて,病院を再構築するために米国全土で使われている。しかし,パスがケアの標準として使われると,医療過誤訴訟における医療従事者の法的責任の問題が生じたり,パスの記録が永久的記録として残されると,医療過誤訴訟の可能性が増加するのではないかといった問題が浮上してくる。
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