特集 患者中心の面会を実践する
精神科病院における面会
ケアの質や意味を問い,それを支えるもの
西 豊子
1
1飯塚記念病院
pp.805-810
発行日 2000年10月10日
Published Date 2000/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902013
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はじめに
これまで,"入院中の患者の面会"をテーマに取り上げて,様々な側面から考えてみることは,私にはなかった。というのも,精神科病院において,入院中の患者の面会者は,ほとんど家族であり,家族が面会に来院するのは,患者の病気からの回復に不可欠な要素であり,患者一家族関係を考慮しない治療・ケアは存在しないと考えているからである。
看護者は,ケアの一環として面会をどのように位置づけしてきたのであろうか。
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