文献レビュー
日本におけるクリニカルパス
小林 美亜
1
,
阿部 俊子
2
1慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室
2東京医科歯科大学医学部保健衛生学科
pp.662-670
発行日 2000年8月10日
Published Date 2000/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902000
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はじめに
現在,定額制の導入を視野に入れて,さまざまな施設でクリニカルパスの開発・導入が試みられている。しかしながら,日本におけるクリニカルパスの現状について正確に把握している文献はない。そこで,この文献レビューの目的は,わが国のクリニカルパス導入と実施の現状を明らかにし,今後の展開へ向けた示唆を得ることにある。
なお,日本においてもクリニカルパスという呼称だけでなく,さまざまな名称が現在使用されている。ここでは,クリティカルと急性期との混同を避けたいなどの理由から,グローバルスタンダードとしてのクリニカルパス(以下パス)という名称を用いる。
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