特集 看護ケアの質改善と評価
看護ケアの質向上・改善の取り組み―日野病院の場合
山脇 薫子
1
1日野病院
pp.21-25
発行日 1996年1月10日
Published Date 1996/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901940
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はじめに
当病院が,病院医療の質に関する研究会(質研)のサーベイを受けたのは,1995年5月25日であった.
院長から「サーベイ」を受けると宣言されてからの約6か月という期間は,実態調査や報告書の作成などをはじめ,「サーベイ」を受ける準備期間として短かった.院長は,「アラ捜しにくる監査とは違って,普段のままを見てもらうのだ.構えなくていい」とは言ってくれたが,正直に言うと,やはり「ハレの舞台」と思って,かなりの"化粧"をした.しかし,相手はすでに二十数病院を経験してきた"兵(つわもの)"揃い,そのほとんどが見破られたように思う.
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