緊急提言
看護倫理からみた東海大学病院事件―報道が問わなかった問題を問う
片田 範子
1
,
井部 俊子
1
,
中西 睦子
1
,
南 裕子
1
,
山崎 慶子
1
,
佐藤 蓉子
1
,
藤枝 知子
1
,
横尾 京子
1
,
志目岐 康子
1
,
見藤 隆子
1
,
渡会 丹和子
1
1日本看護科学学会・看護倫理検討委員会
pp.274-277
発行日 1991年9月15日
Published Date 1991/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901837
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医師が末期患者にKCLを注射して"安楽死"をさせたという報道は多くの波紋をよんでいる.これまで医療現場での密室性が問題にされてきたなかで,こうした事件が公けにされ,それによって,より多くの人々が医療の現場に横たわるさまざまな現実を直視できることの意義は大きい.
我々は,一連の報道が問わなかった問題に目をむけ,看護倫理の立場から,東海大学病院事件の意味するものを考えたい.
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