特集 院内感染防止のための看護マネジメント―MRSAにどう対処するか
米国における感染管理看護婦の働きと病院管理にはたす役割
柴田 清
1
1聖路加国際病院
pp.230-237
発行日 1991年7月15日
Published Date 1991/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901828
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はじめに
私は,中央材料室(以下,中材)に働く立場から感染管理について学んで来たが,感染管理は中材だけの対策や,ある病棟だけの対策では不十分であり,病院全体の感染防止の方針や対策が決められていて,その方針に従って中央材料室の働き方や感染防止の対策や方針を考える必要があると痛感して来た.
そのような折に,米国の病院のセントラルサービス(中央材料部)の研修を受ける機会を得て,米国の病院の物品管理や再利用物品の処理方法は全病院の一貫した感染管理の方針に基づいて行なわれていることを学んだ.
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