Japanese
English
骨粗鬆症と骨粗鬆症関連骨折に対する診断と治療 Ⅳ.骨盤骨折の病態と治療
骨盤周囲の脆弱性骨折治療における三次救命救急センターのはたすべき役割
Roles of a tertiary critical care center in treatment of pelvic fragile fractures
久野 亜積実
1
,
小林 武弥
1
,
川本 匡規
1
,
大野 一幸
1
,
中田 康城
2
,
河野 譲二
1
A. Hisano
1
,
T. Kobayashi
1
,
M. Kawamoto
1
,
I. Ono
1
,
Y. Nakata
2
,
J. Kono
1
1堺市立総合医療センター整形外科
2堺市立総合医療センター救命救急科
1Dept. of Orthop. Surg., Sakai City Medical Center, Sakai
キーワード:
proximal femoral fracture
,
fragile fracture of pelvic
,
trauma center
Keyword:
proximal femoral fracture
,
fragile fracture of pelvic
,
trauma center
pp.146-148
発行日 2020年10月31日
Published Date 2020/10/31
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei78_146
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は じ め に
当院は大阪市の南に接する人口85万人の政令指定都市にある唯一の三次救命救急センターであり,高エネルギー外傷である多発骨折や多臓器損傷の症例が搬送され,さらに地域からの要請で大腿骨近位部骨折などの単独の四肢骨折の救急搬送も受け入れている.診療体制として,救命救急センター専属の整形外科医が3名おり,整形外科からも助力することで四肢外傷は初期治療から整形外科が治療に関与している.こうした状況で,骨盤周囲の脆弱性骨折治療における三次救命救急センターのはたすべき役割について,当院の傾向をふまえて検討した.
© Nankodo Co., Ltd., 2020