特別記事
自著『退院計画とクリティカルパス』を語る
森山 美知子
1
1前 山口県立大学看護学部
pp.544-547
発行日 1998年7月10日
Published Date 1998/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901735
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看護職としての使命の確認を介護保険だけに目を奪われてはならない
介護保険法が2000(平成12)年4月施行に向けて動き出し,その議論が医療界をにぎわせている.それは,関心とも脅威とも受けとれる.第1回の介護支援専門員実務研修受講試験が9月20日から10月11日にかけて都道府県単位で行なわれるが,受験の準備を進めている医療機関勤務の看護職の数が非常に多いと聞いている注).
ケアマネジメントについて,そして地域で生活する高齢者を支えるさまざまなサービス体系や法令関係について学ぶことは,臨床を幅広く展開するために役立つことである.しかし,医療機関に働くわれわれ看護職は,介護保険だけに目を奪われていると,自分たちの足下をすくわれかねない.
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