談話室
自著を語る『斜視および弱視』
弓削 経一
1
1京都府立医科大学眼科
pp.989-991
発行日 1963年8月15日
Published Date 1963/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410202786
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斜視の臨床をいとなんでゆくにあたつて,私がしばしばゆきづまりを感じたのは,わが国には,いまだ斜視型の分類が,なされていないということであつた。もはや,今日では,上,下,内,外のようなわけ方では行われている治療と,調和しない。
しかし,分類をしようとすれば,斜視の本質にはいつてゆかねばならない。結局,まとまつたものを書かねばならないということになつた。
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