特別記事
看護婦/士から看護師へ,看護職に問われる新しいイメージ―ナースキャップのもつ意義と看護職の意識の変遷
叶谷 由佳
1
,
佐藤 千史
1
,
中山 栄純
2
,
長谷部 佳子
3
1東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科健康情報分析学教室
2石川県立看護大学基礎看護学教室
3東京慈恵会医科大学医学部看護学科基礎看護学
pp.292-296
発行日 2002年4月10日
Published Date 2002/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901613
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はじめに
2001年12月,「保健婦助産婦看護婦法」の一部改正案が国会を通過し,看護婦/士の名称が看護師へ変更されることとなった。この一文字の変化は何を意味するのだろうか。
「看護婦」の呼称に永年慣れ親しんできた人たちにとっては戸惑いを覚えることが子想される。一方,「看護婦」という言葉のイメージが強いがために葛藤していた人もいる。看護職に対する社会のニーズや,教育背景は時代とともに変遷しており,名称変更を機に看護職自身が新しい看護職のイメージを創っていく必要がある。
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