特別記事
ナースキャップをはずす試み
鈴木 妙子
1
,
島田 陽子
1
,
中村 礼子
1
1東京医科歯科大学医学部附属病院看護部業務検討委員会
pp.48-51
発行日 1994年1月1日
Published Date 1994/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904445
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はじめに
ナースキャップ(以下キャップとする)は,多くの看護婦にとって戴帽式などによって,特別の意味付けをされて学生時代から使用してきた馴染みの深いものである,そして,患者や医療現場で共に働く人々をはじめ,社会の人々にとっても,キャップは,白衣と共に看護婦のシンボルとして定着している.
しかし,実際に着用し作業をしてみると,活動の邪魔になることも多く,今までにもキャップの要・不要についてさまざまな検討がなされたり,デザインの改良などもなされてきた.私たちの職場でも着用しているキャップに関して“角があり危険である”“点滴のラインに引っかかってしまう”など,業務遂行上支障があるのではないかという問題提起がなされ,キャップについて検討することになった.
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