特集 職場運営の悩み人間関係マネジメント
座談会を終えて 過渡期に立つ看護と婦長の仕事
武井 麻子
1
1日本赤十字看護大学
pp.913
発行日 2002年12月10日
Published Date 2002/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901553
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今回,婦長の仕事のなかで困っているさまざまなことについてお話しして頂いたお二人は,たまたま手術室や外来といった,看護の部署でもある意味で特殊な場を担当していらっしゃる婦長さんたちでした。しかも,これまで婦長としていくつかの科を経験なさっただけでなく,違う病院や学校などにも勤務経験がおありでした。同じ病院の看護部でも,病棟が違えば業務の内容ややり方,そして人間関係のありようも違っているのが看護の特徴です。どこに配属されるかで婦長に期待される役割も違ってきます。お二人は,そうした体験を通して,婦長の仕事について一般論として語れることと,その時々の状況に左右されることの両方あることをよくご存知で,それだけに何を語ればよいのかと戸惑っていらしたようです。まさにそこに婦長の仕事の難しさが表われていると言えるのではないでしょうか。
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