特集 看護倫理が医療を変える
看護倫理委員会を立ち上げた看護部の挑戦―静岡赤十字病院看護部の実践報告
浅野 瑛
1
,
望月 律子
1
,
田中 昭子
1
1静岡赤十字病院看護部
pp.500-507
発行日 2001年7月10日
Published Date 2001/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901448
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はじめに
21世紀を迎え,保健・医療・福祉を取り巻く環境は大きく変化しつつある。
第1には,遺伝子技術をはじめとする生命科学の時代になると予測されていること。第2には,超高齢社会の到来であり,疾病構造の変化の中で,医療をめぐるニードがどのように多様化していくかという点である。このような社会にあって,これまで十分に位置づけられ,認識されてこなかった「倫理」が大きな意味をもってくると考える。このような環境にあって,看護はどのような倫理的責務を果たしていくべきなのかを考えてみたい。
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