グラフ
松江赤十字病院検査部
池田 博
1
,
福庭 幸男
2
1第一検査部
2第二検査部
pp.151-156
発行日 1962年3月15日
Published Date 1962/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905935
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松江赤十字病院検査部は昭和24年ごろ病理科と称された小現模な検査室をもった時代から意識されない中央化が行なわれていたが,昭和33年11月第2次病舎改築の際,鉄筋4階建病棟の1階を検査室として設計使用されるようになってから,一応中央化が完成したと考えてよいであろう。更に昭和35年4月から検査部は二部にわけられ,第一部は細菌,血清,胃カメラ,病理組織部門,第二部は生化学,一般検査,血液,生理部門を担当することになった。
現在入院患者数500,外来患者数1日630という綜合病院で島根県の基幹病院と自負するものの,独立採算の枠でしばられ,地方都市の立地条件であるので,現在の設備,内容とも理想とはほど遠いものであるが特に与えられた条件の中で最大の能率をあげ,常に正確な検査成績を報告できるように,あれこれ工夫を重ねているところである。検査室の総面積は延べ227m2人員は医師3名(いずれも兼務),技術員13名(男4名,女9名),昭和35年度の総検査件数123,000,1件当たりの点数は約11.4点である。
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