実践報告
個人評価リストを用いた卒後1年目の目標到達測定
岡本 邦子
1
,
山森 美智代
1
1東大阪市立総合病院
pp.317-322
発行日 2000年4月10日
Published Date 2000/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901190
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はじめに
近年,医療内容の高度化,医療保健制度の改正,医療におけるニーズの多様化など医療を取り巻く環境は厳しく,先行きの予測がつかない時代となった。組織は効率的であるために少数精鋭が求められ,その中で質を保っていかなければならず,ますます現任教育が重要となってきている。
当病院では従来,新規採用看護婦の1年目教育目標達成の確認は看護単位別で行ない,2年目の継続教育を行なっていた。今回,1998年5月の新病院への移転に伴い,①新規採用看護婦の指導者と評価者が異なる,②看護単位の増加,③オーダリングシステムの導入,④新年度には新規採用者が100名いるなど,昨年度の新規採用看護婦に対する2年目の継続教育が達成できにくい職場上の問題がおこった。
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