特集 滝川市立病院看護職と行政との人事交流―介護保険時代の看護の役割
人事交流による行政との連携―保健婦・看護婦合同会議の実施から勤務交替へ
小林 勝子
1
1滝川市立病院看護部
pp.105-110
発行日 2000年2月10日
Published Date 2000/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901146
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はじめに
当院では,1993(平成5)年から行政と病院看護職員の人事交流を行なっている。その後の7年間に18名の看護職員が,市やその関連施設へ勤務交替や異動となり,保健・医療・福祉の連携のために活躍している(図1,表1)
行政と病院との看護職員の勤務交替や異動を実施した背景には,人口の高齢化および医療内容の高度化がある。在宅で日常生活を送るうえでさまざまな援助を必要とする人たちが地域に多くなってきたこと,また今年4月からの介護保険導入にあたって,行政に看護職の力を必要とする状況が存在したからである。
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