連載 高嶋妙子のページジャック!・12(最終回)
カルテ開示
高嶋 妙子
1
1聖隷浜松病院
pp.214-215
発行日 1999年3月10日
Published Date 1999/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900976
- 有料閲覧
- 文献概要
厚生省の「カルテ等の診療情報の活用に関する検討会」報告書が昨年6月に出され,秋頃から論議が盛んになっている.インフォームド・コンセントの考えが一般に浸透するに伴って,この問題は避けて通ることはできなくなり,現場ではだいぶ以前から検討テーマになっていた.当院倫理委員会も,1993年秋に「診療録(カルテ)は誰のものか」について答申を出していた.答申の内容は以下のようなものであった.
①「患者情報は患者のためにあり,基本的には患者に帰属する」ことを確認する.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.