特集 救急医療の現在
〔座談会〕2例目の脳死からの臓器移植―慶應義塾大学病院の経験
菅 貞郎
1
,
武田 純三
2
,
前山 正子
3
,
中野 直美
3
,
佐藤 武子
3
,
木村 チヅ子
3
,
昇 弘章
4
1慶應義塾大学医学部脳外科
2慶應義塾大学医学部麻酔科
3慶應義塾大学医学病院看護部
4慶應義塾大学医学病院医療事務室
pp.914-925
発行日 1999年12月10日
Published Date 1999/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900940
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編集室 今年2月に高知赤十字病院において,わが国では初めての脳死からの臓器移植が行なわれました.その後,臓器提供のドナーカード(以下,ドナーカード)を持つ脳死者が相次ぎました.全国の350を超える臓器提供病院では,マニュアル作りなど準備を整えつつあるとはいうものの,いざという時の対応に不安や戸惑いを感じておられるのではないでしょうか.
そこで,この座談会では実際に脳死からの臓器提供となった慶應義塾大学病院(表1)の関係者の皆さまに経験を振り返っていただき,いろいろな場面を検証していただければと思っています.
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