連載 ベスにふれて―病棟間交流がもたらしたもの・3
看護職としての誇り
狭川 庸子
1
1東京大学大学院医学系研究科地域看護学教室
pp.792-797
発行日 1998年10月10日
Published Date 1998/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900733
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1回で終わらせない研修に!
卒後,附属病院に就職し,整形外科病棟での看護婦生活がやっと自分の日常となり,病棟では後輩を迎えた,看護婦として2年目の年に,まだまだ新人の私に海外研修の話がやってきた.高校生の頃,交換留学でイギリスに1年間行っていた経験があったこと,またそれ以来7年ぶりに日本を離れるチャンスとあって,婦長からの投げかけに私は躊躇することなく飛びついた.
研修にあたり,受けた注文は,研修先を自分で見つけること,そして1回で終わらせずに継続して病棟からの研修を受けてもらえるようにという2点であった.
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