特集 それぞれのプライマリ・ナーシング―管理者の役割とスタッフの実践
東大病院整形外科におけるプライマリ・ナーシングヘの取り組み―ベス・イスラエル病院との交流を通して
秋山 智弥
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1東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学科
pp.729-735
発行日 1997年10月10日
Published Date 1997/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900558
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はじめに
プライマリ・ナーシングは,1960年代後半にアメリカで開発された看護提供システムの1つである.1973年,ボストン・ベス・イスラエル病院(現在,ベス・イスラエル・ディコネス・メディカルセンターと改称)看護部長に就任したジョイス・クリフォードは,このシステムを導入して病院の組織改革を行ない,質の高い看護実践を実現させて,その名を一躍有名にした.今や,世界中から多くの看護婦たちがこの病院を訪れるようになり,その理念は彼らを介して世界中に広められている.
本稿では,東京大学医学部附属病院整形外科での,ベス・イスラエル病院との継続的交流も含めたプライマリ・ナーシングへの取り組みについて紹介する.
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