ワットさんのNEW YORK REPORT BETH ISRAEL MEDICAL CENTERを訪ねて・6(最終回)
ベス・イスラエルの女親分—Mrs. Rose Muscatine Hauer
ワット 隆子
1
1あけぼの会
pp.678-683
発行日 1986年6月1日
Published Date 1986/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921439
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Mrs. Rose Muscatine Hauer,69歳.その風貌と貫録から‘親分’の称号がぴったりだ.ベス・イスラエル病院の総勢900人のナース軍の総指揮官,Head nurseであり,ベス・イスラエル看護学校(The School of Nursing of Beth Israel Medical Center)のDean,校長だ.他に肩書きを1つ2つとあげていく内に,ええいっ面倒だっとばかりインターホンで隣室の秘書を呼び入れた.
「このジャパニーズレディはMrs Ta-ka-ko Wattという名前で,ジャパニーズNursingマガジンのために取材に来た人である.私の経歴書を持って来てはくれまいか」と頼む.この秘書嬢,これがまた世にもやさしい微笑みを浮かべて‘How do you do?’と私を見る.私も‘How do You do?’と言ってスマイルを返す.
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