特別寄稿
英国のセントメリー病院とイスラエルのハダッサ病院を訪ねて
福岡 光子
pp.137-143
発行日 1983年2月25日
Published Date 1983/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206182
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英国●セントメリー病院
昨年の8月,英国のセントメリー病院とイスラエルのハダッサ病院を見学する機会に恵まれた。セントメリー病院は昨年6月末に,ダイアナ妃が出産された病院なので,その名前をお聞き及びの方も多いかと思う。一方,イスラエルの首都エルサレムにあるハダッサ病院は,東洋でも最大の設備を誇るといわれている病院である。このように,それぞれの国を代表する2つの病院の産科医療を相前後して見ることができたので,その時の印象を私なりにまとめてみた。
日本を発つ前,英国ICM事務局宛に病院見学を希望する旨の手紙を出しておいてはいたが,果たしてこちらの希望通りに事が運ぶか内心不安であった。ロンドン到着後に電話を入れると,セントメリー病院見学の用意がされているということで,幸先のよいスタートを切ることができた。
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