調査研究
業務を整理,改善する意義―中央材料室での取り組みから
渋谷 越子
1
,
山本 道子
2
1神奈川県衛生看護専門学校付属病院
2神奈川県衛生看護専門学校付属病院看護部
pp.66-69
発行日 1997年1月10日
Published Date 1997/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900551
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はじめに
厚生省が1991(平成3)年,看護業務検討会を発足させて以来,全国レベルで業務改善の波が波及した.日常的な看護業務を見直し,整理,分担することにより,本来的な看護業務のあり方を示唆するものとなった.効果的な業務改善は,結果的には患者にフィードバックされ,質の高い看護ケアの提供を保証する.また,看護婦が誇りをもって働ける職場環境づくりにもつながるものである.
当院は250床の総合病院である.中央材料室(以下,中材)と手術室は1看護単位としている.職員は,有資格者10名,看護助手2名,委託職員2名である.年間手術件数は約1000件である.
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