調査研究
看護婦のアサーティブコミュニケーション度向上のための取り組みと課題
高松 満里
1,2
,
蝦名 りか
1,3
,
福島 康彦
1,3
,
大谷 久実
1,3
,
阪梨 貞子
1,3
,
松山 澄子
1,4
1市立福知山市民病院看護部看護婦モラール委員会
2市立福知山市民病院附属看護学校
3市立福知山市民病院
4市立福知山市民病院看護部
pp.478-485
発行日 1996年7月10日
Published Date 1996/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900512
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はじめに
私たち看護婦は,「保健医療チームの連携役」との自負がある.ところが医師や上司,先輩など,その相手によりうまく自分の意見を主張することができないことを経験している.
甘利ら1)は,先輩看護婦の後輩看護婦への教育場面について,「意図や説明が欠如し,攻撃的態度,非難的言葉で一方的に指導されると,反感・憎悪を相手に抱き,やる気をなくす」と報告している.これは,十分ディスカッションできる円滑な人間関係と話し合いの能力,すなわち,Assertive Communication(以下ASCと略す)技術を十分に会得していないことと関係している.
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