特集 看護部がつくる病棟の環境
システム志向と人間愛をもって―酢屋ユリ子さんに聞く
酢屋 ユリ子
1
1北里大学病院事務部環境整備課
pp.235-241
発行日 1996年4月10日
Published Date 1996/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900473
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肉親が患者だったら…
──まず,酢屋さんのお仕事について教えてください.
酢屋 私たちは病院の中のハードウエアの部門で,医療の表に立つことはまずありませんが,ソフトウエアである医療・看護のスムーズな展開を縁の下から支えてきました.私の療養環境整備の目標は,「もしも自分の肉親が患者だったら,ここまでしてあげたい」というところです.でも,実行はなかなか難しくて,スペースや品物,お金や人手がある分には簡単ですが,設備やコストの面でいろいろな制約があるのが普通だと思います.
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