What's your diagnosis?[243]
お酢を足せば少ないはずなのに…
浜田 禅
1
,
風間 亮
1
,
牧 隆太郎
1
,
北村 大
1
,
浅川 麻里
1
1堺市立総合医療センター 総合内科
pp.254-258
発行日 2023年3月15日
Published Date 2023/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429204185
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病歴
患者:67歳、男性
主訴:粘液便
現病歴:もともと便秘でセンナエキスを服用していた。1カ月前に便秘が増悪したため下剤を増量した頃から、卵の白身のような粘液便が出現した。下剤を中止して整腸薬(近医処方)を服用したが改善せず、赤い粘液便が出現するようになった。3時間に1回程の排便回数であり、食事に関係なく夜間も認めた。食欲はやや低下し、今回で約5kg体重が減少した。近医より精査目的に当院の外来に紹介受診となった。腹痛、嘔気・嘔吐、しぶり腹、腹部膨満感、頻尿・排尿時痛、咳・痰、熱・寒気・盗汗などはなかった。
併存症:Parkinson病、変形性頸椎症、うつ病
既往歴:脳梗塞(後遺症なし)
内服薬:レボドパ、ドンペリドン、クロピドグレル、エスシタロプラム、ミルタザピン、ブロチゾラム、サナクターゼ、ビフィズス菌製剤、その他漢方・サプリメントの使用なし
アレルギー:なし
嗜好歴:喫煙20本/日(20〜38歳)、飲酒 なし
海外渡航:なし
性交歴:機会は全くなし
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