特集 転機にきている都市の保健婦活動
相変わらずのなんでも屋………脱皮は?
谷川 明子
1
1京都府山科保健所
pp.261-264
発行日 1976年5月10日
Published Date 1976/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205709
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はじめに
過去何回となく"保健婦活動の現状と将来""保健婦の身分の一本化""保健婦活動を障害するものは何か"について,同じことがくり返し論議されてきた。しかし依然としてその道は開けず,保健婦不要論まで出たほど,都市では地域住民の健康への支援者として根をおろしていない。それはなぜだろうか。保健婦の数の不足か,仕事が住民の要求に合っていないのだろうか,保健婦の業務が看護を離れて中途半端になっているためか,都市には保健婦は本当にいらないのだろうか,現状をもう一度みつめて曲がり角の都市保健婦のあり方を反省してみたい。
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