看護管理 マンパワー管理
リーダーシップ研修の効果
石掛 恵子
1
1市立札幌病院放射線科外来
pp.471-476
発行日 1994年11月15日
Published Date 1994/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900291
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はじめに
当院では,1971(昭和46)年より看護課教育委員会が発足し,患者に質の高い看護を提供することを目的に,院内研修会や看護研究発表会を企画実施してきた.1990(平成2)年度より研修主幹,主査が位置づけられ,名称を看護部研修委員会と変更した.その後研修内容の見直しや卒後年次別教育目標の設定が行なわれ,研修内容も充実してきている.
研修には新人研修,看護過程研修,リーダーシップ研修等がある.リーダーシップ研修は,従来卒後5年目以上を対象に行なわれてきた.しかし,当院では卒後2年目からチームリーダーの役割がつきはじめる病棟も多く,学習途上の新人リーダーは指示受け業務で1日が終わってしまったり,先輩看護婦に仕事を頼めない等の悩みをもち,膨大な業務を1人で抱え込み力不足を感じていることが多かった.
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