焦点
新カリキュラム卒業生の実態と課題―臨床実習を中心として
田川 則子
1
1愛知県立総合看護専門学校
pp.4-10
発行日 1994年1月15日
Published Date 1994/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900221
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はじめに
先日,1993年3月に卒業したMさんが自己導尿法の指導用参考文献とチェックリストの入手および文献探索を目的に来校した.看護職が自分にあうのだろうかと相談に来た1年前のことが遠い昔に思えるほど,輝く目が,自主的に退院指導案を作ろうとする意気込みを物語っていた.若い卒業生が実践の中でいかに伸びていくかを感じさせられた出来事であった.
さて,一専任教員の立場で,新旧カリキュラムの学生(以下新カリ生,旧カリ生という)のアンケート調査結果を基にしながら,新カリ生の実態とそれに伴う問題,病院側に新人教育として期待すること等を述べていきたい.
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